東南工業

東南工業は、1964年に大型プレス加工および大型ステンレス電解研磨を主軸として設立されました。2006年6月にはプラスチックメッキ加工業に進出。アミューズメント専用メッキラインの新設を皮切りに、自動車関連対応の大型メッキラインを導入するなど、事業の多角化と拡大を図ってきました。

画像引用元：東南工業公式HP
http://tonankogyo.co.jp/service.html

対応プラスチック

東南工業株式会社では、以下のプラスチック素材へのめっき加工に対応しています。

• ABS樹脂：耐衝撃性や成形性に優れ、自動車部品や家電製品に広く使用されています。
• PC-ABS樹脂：ポリカーボネートとABSの特性を併せ持ち、耐熱性と耐衝撃性に優れた素材です。

対応メッキ加工の種類

東南工業は、以下のメッキ加工に対応しています。

• 六価クロムメッキ：耐摩耗性、耐食性、耐熱性に優れ、自動車の内外装部品や家電製品部品に広く使用されています。
• 三価クロムメッキ：環境負荷を考慮したメッキ方法で、自動車メーカーや家電業界での需要が高まっています。
• 三価ダーククロムメッキ：環境に優しく、独特の色調を持つメッキで、自動車部品の内外装や家電製品部品に適しています。
• 金メッキ：化学的に安定しており、装飾性を高めるため、アミューズメント部品や装飾部品に使用されています。
• スズ・コバルト合金メッキ：クロムメッキに近い淡いシルバー色を持ち、複雑な形状にも均一にメッキが可能です。
• ニッケルメッキ：光沢性や耐食性の付与のため、単独で使用されたり、クロムメッキの下地処理として用いられます。

費用や納期

費用や納期に関する情報は公式サイトに記載されていませんでした。詳細な価格や納期については、直接お問い合わせください。

実績や導入業界

東南工業では、以下の業界での実績があります。

• 自動車部品：四輪車の外装部品（フロントラジエターグリル、ナンバープレート、エンブレム、サイドモールなど）や内装部品（エアコン吹き出しレバー、シフトパネル、カップホルダーなど）へのメッキ加工を行っています。
• 二輪車部品：エンジンカバー、メーターカバー、エンブレムなどの外装部品へのメッキ加工を提供しています。
• 家電製品部品：冷蔵庫の開閉扉ハンドルやコピー機内部品など、家電製品の外装部品へのメッキ加工を手掛けています。

真工社のプラスチックメッキの特徴

環境への配慮と持続可能性の追求

東南工業は、環境負荷を考慮し、六価クロムを使用しない三価クロムメッキや三価ダーククロムメッキを導入。6価クロムの代替として環境負荷の少ない3価クロムメッキを導入し、欧州の環境規制（RoHS指令）に対応しており、環境に優しい製品づくりを推進しています。

大型製品への対応力

東南工業の大型メッキラインは、最大で2000mm×300mm×1200mmの製品に対応可能であり、自動車の外装部品などの大型製品へのメッキ加工が可能です。多品種・大量生産から少量生産まで、幅広い生産ニーズに応えています。

メーカー情報